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ウラスギほか

 投稿者:磯野久美子  投稿日:2017年11月19日(日)23時49分58秒
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  11月11日、京都府立大学久多演習林の野外セミナーに参加しました。
林学の先生が樹木を中心に色々説明をして下さいました。
久多演習林はこの大学の6つある演習林の中で一番北にあり、雪深い土地ならではのお話はどれも興味深く、とりわけ印象的だったのはウラスギの話です。
花折トンネルを抜けると雪が降っていたりするなど気候が変わるそうで、ここは冷温帯(仙台や新潟の平地と同じ位の気候)になるのだそうです。
演習林は全国で30ほどの大学にあるそうですが、いずれも気候が違うので、相互に学生を受け入れて教育しているのだそうです。

天然スギには太平洋側のオモテスギと日本海側のウラスギがあると初めて知りました。
この演習林にあるのはウラスギで、枝が雪の重さでしなって地面に着くと、そこから根を出して、新たな個体ができ、いずれ枝は枯れて、独立した若木となって行くのだそうです。
この雪に適応した生き方は伏条更新と言い、オモテスギにはない性質なのだとか。
自分で挿し木をして殖えて行くようなものなので、種子で殖えるよりも効率が良く、周りの子供たちを調べると皆同じDNAだそうです。

ユズリハも沢山ありましたが、ここのは背が低く、雪に対応して矮性化したエゾユズリハだと教えていただきました。

また、8月の白川八丁での例会で、広葉樹で唯一仮道管のものと教えていただいたヤマグルマも岩の上に根を張っていました。
単に原始的なのかと思っていましたが、これも仮道管だからこそ針葉樹のように雪や乾燥にも耐えて生き抜いて来れたのだと分かりました。

樹皮を剥ぐとサリチル酸メチルのにおいがするミズメが、雪で倒れた後しなやかに立ち上がっている姿も紹介していただきました。

スギの幹にはこの10月に皆子山で見たのと同じ熊剥ぎ防止のテープが巻いてありましたが、剥がされた痕も幾つか見ました。
熊は針葉樹の甘皮のニオイとマジックインキのニオイが大好きなのだとか。
鹿は下からベリっとめくるので、テープでは役に立たないそうです。
木は維管束や形成層がある外側が剥ぎ取られると命が脅かされますが、ほこらのように真ん中が空いているのは大丈夫とのこと。

鹿も多いようで、去年のちょうど今頃、廃村八丁で見たのと同じオオバアサガラとイワヒメワラビの景色もあり、コアジサイも目につきました。
最近はオオバアサガラの樹皮まで食べるようになったとか。
鹿が行かない急な崖には元の植物が残っているそうです。

雨が降ったり止んだりでしたが、結構急な斜面を尾根まで登ると、ちょうど紅葉が見頃で、赤、橙、黄、そして緑が織りなす美しい山が一望できました。その向こうは三国岳だそうです。

スギは百万年も前に広まっていた植物であるとか、ヒノキチオールはヒノキよりアスナロやヒバに沢山含まれるとか、ドングリは2~3日乾燥するともう発芽しないとか、トチノキは山村では実が保存食になるので切らないから大きな木になっているとか、ハウチワカエデはコハウチワカエデより葉が大きいだけでなく、葉柄が葉身の3分の1位の短さだとか、ホウノキのように葉が大きいものは枝の間隔も大きいとか、スギやヒノキは種子が小さいので岩の隙間にも入って発芽するが、落ち葉の上に落ちた種子は根が乾燥してしまうとか、斜面に立つスギは踏ん張るために根元の断面が上下が広く左右が細い楕円になっているとか、クリは枯れてもなかなか腐らないので家の土台や枕木に使われ、ヒノキより高く売れるとか、山で倒れた木はいつまでもそのままでは困るので、それを腐らせるキノコは有用だとか、歩きながら色んな面白いお話が聞けました。

また、食べる位では追いつかないそうですが、地元の方が作ったシカやイノシシのサンドウィッチも味わうことができて、とても楽しく有意義な一日でした。

花折峠の向こうは川が北向きに流れ、久多に降った雨は安曇川を経て琵琶湖へ流れるそうですが、久多と芦生の境目が分水嶺になっていて、隣接する芦生に降った雨は由良川を経て日本海へ流れるそうです。安曇川の支流、針畑川がとてもきれいでした。

写真(上より)
生々しい爪痕が残る熊剥ぎ/コハウチワカエデとハウチワカエデ
岩に根を張るヤマグルマ/オオバアサガラとイワヒメワラビ
ほこらができたスギ/樹皮を食べられたオオバアサガラ
岩の上から出ているスギ/雪の影響でしょうか、根元が曲がっている木々
ウラスギのクローンの子供たち
尾根からの景色(紅葉)、手前はエゾユズリハ
 
 

ヒメジソ

 投稿者:相良真佐美  投稿日:2017年11月18日(土)22時37分21秒
返信・引用
  11月17日、淀川右岸河川敷の鳥飼で、ヒメジソの群生を見ました。ピンク色の帯になっています。時期的に花は終わり、萼片だけ残っています。
以前、500mほど上流でイヌコウジュの群生を見たので、これもイヌコウジュと思っていました。しかし、よく見るとヒメジソでした。

ヒメジソとイヌコウジュはよく似ています。区別点として、

 ・ヒメジソ ==粗い鋸歯。萼の上唇の3歯は広く鈍頭。
 ・イヌコウジュ ==低い鋸歯。萼の上唇の3歯の先は鋭くとがる。

と、図鑑にあります。今の時期、葉は枯れ落ちていますが、萼片の形で区別できます。

(2017年11月17日 淀川右岸河川敷・鳥飼で撮影)
 

Re: カワヂシャの仲間?

 投稿者:花月  投稿日:2017年11月14日(火)19時25分58秒
返信・引用
  > No.1253[元記事へ]

高原様

ご意見と情報ありがとうございます。
確かに今回の植物(カワヂシャAとします)はネット上のマルバカワヂシャと比べるとやや葉先の丸味が少ないように見受けられます。
一方、エゾノカワヂシャは葉先は似ていますが、やや葉が細長く、葉柄も短そうです。
分布については、エゾノカワヂシャの報告があるのはほとんど北海道や東北地方です。
また、マルバカワヂシャについてはほとんど報告がないのですが、大阪府下での情報があります。
ただし、発見者はマルバカワヂシャかどうか、決めかねているようです↓
http://nikohana.sakura.ne.jp/ookawajisya.html
その他、カワヂシャAは、葉柄が比較的長い、茎は赤茶色を帯び、分岐して横に広がる傾向がある、等の特徴がありそうです。
結局、マルバカワヂシャの変異の範囲かもしれないのですが、よくわからないというのが正直なところです。


 

Re: カワヂシャの仲間?

 投稿者:高原  投稿日:2017年11月14日(火)00時30分28秒
返信・引用
  > No.1252[元記事へ]

写真下の添付をミスりました。
 

Re: カワヂシャの仲間?

 投稿者:高原  投稿日:2017年11月14日(火)00時26分11秒
返信・引用
  ネット上のマルバカワヂシャの写真を見ていると、葉先の円さが違うように思いました。
 https://de.wikipedia.org/wiki/Bachbunge

むしろエゾノカワヂシャに似ているように思いますが如何なものでしょう。
 https://www.swcoloradowildflowers.com/Blue%20Purple%20Enlarged%20Photo%20Pages/veronica%20americana%20and%20anagallis-aquatica.htm

写真上 花後の穂が一つできていました。
写真下 3kmほど離れた郊外でも見られました。
 

シュッコンツユクサ新産地のご報告

 投稿者:前田秀子  投稿日:2017年11月12日(日)17時27分1秒
返信・引用
  はじめまして。
シュッコンツユクサの新産地についてご報告いたします。

9月18日、住吉公園(大阪市住之江区)にて、外来種と思われるツユクサの仲間が広範囲に咲いているのを見つけました。「大阪市難波の宮跡公園に帰化したシュッコンツユクサ(2017)」を報告された中村功様にCommelina erecta L. シュッコンツユクサであると同定していただきました。

今まで、神奈川県と大阪市難波宮跡公園にて生育が認められていましたが、住吉公園のシュッコンツユクサは、そのどちらよりも葉の幅が広く、私が見たもので大きなものは幅3cm、長さは7cmほどになり、やや卵形をしています。

茎は立ち上がります。茎を抱く部分は耳状で、長い雄しべは湾曲する等、Commelina erecta L.の特徴が見られます。 住吉公園の林や花壇の中に群生していました。 前田秀子

 

Re: カワヂシャの仲間?

 投稿者:花月  投稿日:2017年11月10日(金)19時08分14秒
返信・引用
  > No.1246[元記事へ]

初めまして、花月と申します。
この掲示板はいつも拝見しておりますが、今のところHNで失礼します。
これとよく似たものが自宅の鉢に生えてきたことがあります。
畑の土か、購入した草花の鉢に種が紛れ込んでいたのではないかと考えています。
自分なりにマルバカワヂシャというものかなあと考えていましたが、ネット上の情報は少ないようです。
詳しくご存じの方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。
 

ミナリアヤメの実

 投稿者:田中光彦  投稿日:2017年11月10日(金)15時55分14秒
返信・引用
  昨日、ミナリアヤメ Iris foetidissima L. の実を初めて見ました。
アヤメの1種で、花はそれほどきれいではないが赤い実がきれいなので実の成るアヤメと
いう意味でつけられた和名のようです。欧州では珍しくないが、日本ではまだあまり知ら
れていないみたいです。種子を少し蒔いてみようと思います。
 

セイヨウカリンの実

 投稿者:田中光彦  投稿日:2017年11月10日(金)15時43分5秒
返信・引用
   昨日、セイヨウカリン Mespilus germanica L. の実を初めて見ました。
セイヨウカリンはカリン属ではなく、セイヨウカリン属になり、カリンと違って
小さな果実です。実を割って食べてみると、硬いがサクサクとしたリンゴのよう
なはごたえですが、ほんの少し渋みがありました。
 中には、5個の種子が入っていました。
 

ゲッケイジュの実

 投稿者:田中光彦  投稿日:2017年11月10日(金)15時14分9秒
返信・引用
   昨日、初めてゲッケイジュの実を見ました。月桂樹は雌雄異株で、日本には雌株は
少ないそうです。割ってみると果肉部分は薄く、大きな種子が1個だけ入っていました。
 

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