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思いつくままに(2881)

 投稿者:目宇出臼  投稿日:2019年 4月14日(日)17時41分27秒
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  落ち着いたら入院中の体験記を書こうと思っていますが、なかなかPCに向かって打ち込むことが出来ず、その内に何とかしようと思ています。

プロ野球を見ていて外野手がフライを上手に取るのに驚くことがあります。
プロ野球の選手は小さいころからが多くの球を捕球して経験を積んでいます。
するとバッターの素質、バットの振りとスピード、打球の角度、そして打球音などを聞いて総合的に判断して、直感で落下方向に向かって走り出しているのです。

つまり我々と違うのは打球音で球の方向性や種類を判断しているのです。
草野球で外野に球が飛んできて目測を誤るという事はよくあります。
これは経験不足と打球音という五感を働かせて球を見ていないからです。

実際に自分で見る、聞く、臭う、味わう、触れるという五感を鍛える訓練はとても大切です。
これは本来小さいころからの親子や友達との遊びのなかで自然にはぐくまれます。

でも最近は小さいころからのスキンシップが少なくなっています。五感で言うと触覚です。
私たちの小さい頃は、弟や妹が生まれるとおんぶして子守りをしていました。
また遊びとして、馬乗り、縄跳び、ゴム飛び、おしくらまんじゅう、相撲、こま回し、たこあげ、ベーゴマ、パッチン、チャンバラ、鬼ごっこ、かけっこ、水遊び、魚釣り、戦争ごっこなどで友達と遊んでいました。
身体と触覚は自然に鍛えられていました。

今の子どもたちはおんぶ抱っこがうまくできないそうです。
おんぶされるときは、相手の腰骨にうまく乗っかってフワッと力を抜き、体をあずけますが、だからといって力を全部抜いてしまえば、液体のようにズルズルと崩れ落ちてしまう。

固めるところと緩めるところが微妙にある。
その加減ができないので、上の方で暴れてしまったり、硬直してしまうとか、あるいはすっかり身体を投げ出すようにあずけきってしまって相手をつぶしてしまう。

人間が人間をおんぶする時は、両者の意思でいちばんバランスのいいところを見つける探り合いがあるはずですが、おんぶできない子どもたちは経験がない。
他人の身体と自分の身体の一番いいポイントや角度を探り合うという体験が全くない。

また最近の子どもは身体を他人に触られるという事をとても嫌がるそうです。
爪切り、散髪、耳垢とりなどを嫌がるというのです。
触れられるという事を嫌がる反応が、他人への乱暴な行動につながったり、近づいてくる子どもを叩いたりすることになる。

触覚の発達につまずきがあるために、本人の意志以前の段階で、つまり生理的な反応として、「触覚防衛」という症状がでてしまい、結果的に乱暴な行動をとってしまう。
これは脳のなかに、外から入ってくる皮膚への触覚刺激に、しっかりと注意や意識を向けていく働きが弱いのです。
そのために本能的に対象に向かっていったり、逆に防衛行動や警戒行動がでたりするのです。

私たちも五感を無視して言葉をうのみにして価値判断をすることがあります。
他人から「彼は箸にも棒にもかからない営業マンだ」と聞くと、実際に確かめもしないで、言葉を真に受けてその人を評価してしまいます。
加齢臭が若い女の子に嫌われると聞くと、自分が嗅いだこともないのに匂いに敏感に反応する。

自分の舌で味わってもいないのに、「おいしい」「まずい」という言葉に反応してしまう。
出来るだけ出向いていって、実際に自分の目で見る、聞く、臭ってみる、味わってみる、触れてみるという体験が必要なのではないでしょうか。百聞は一見に如かずという事です。

強迫行為を伴う強迫神経症になる人も五感を信じられないことから症状化してきます。
ドアが閉まったかどうか、電気やガスの栓を閉めたかどうか気になる人は五感が信じられない人です。
小さいときからの五感が鍛えられていないのです。
言葉に頼り切っているのです。言葉は便利なものでありますが、極めていい加減なものです。
全面的に信用してよりかかってはいけないものです。

そういう方は今からでも遅くはありません。
言葉に全面的に頼らずに五感でいろんなものを味わってみる。
そういう生活態度に切り替えていくことが大切だと思います。
観念でやりくりするのではなく、自分の身体を動かして現地に足を運ぶ態度を持ち続けることが大切だと思います。
少しでも五感を取り戻す方向で努力して、これ以上言葉に頼らないようにしたいものです。

 
 
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