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雲ノ平

 投稿者:磯野久美子  投稿日:2020年 9月18日(金)01時26分19秒
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  憧れの「雲ノ平」へ行って来ました。池塘やお花畑は勿論ですが、深いカールの針葉樹の濃い緑と突き抜けるような青い空のコントラストの美しさに息を飲みました。
雲ノ平は黒部川源流の北アルプス最奥部の溶岩台地(標高2500~2700m位、一番高い祖父岳が2825m)。8月12日早朝、新穂高温泉(1090m)から登り、13日に双六岳(2860.3m)、三俣蓮華岳(2841.2m)、黒部川水源地標を経て雲ノ平へ。14日に祖母岳(2560m)から大パノラマを見た後、薬師沢出合を経て太郎平小屋まで。15日に折立(1350m)まで下りて来ました。登り2日間は結構な雨でしたが、雲ノ平に着いてからは晴れました。
去年は出発前日に台風で中止となり、今年もコロナで中止になるかと思っていましたが、山小屋もツア―会社も万全の対策を講じており、中止にならず。我々もマスク、消毒剤、体温計のほか、布団に肌が直接触れないように寝袋も持参。三密を避けるためにツアーは7人迄しか受け入れないという小屋もあったため、山岳ガイド2人にお客が5人(通常なら20人)という少人数のパーティーとなり、お陰で難所が延々と続く所もサポート万全。例年ならぎゅう詰めの小屋も広々と隙間を沢山空けて寝ることができ、バスも1人2座席ずつでゆったり。ちなみにGO TOキャンペーンは対象外。
以下、印象に残った花(実)です。
登り始め:アザミの仲間、キバナノヤマオダマキ、ミヤマアキノキリンソウ、ゴゼンタチバナ(実はまだ)、コイワカガミ、ソバナ、ヤマホタルブクロ、ヒヨドリバナ、オンタデ、ヤマハハコ、オトギリソウの仲間、ミヤマウツボグサ、ミソガワソウ(多い)、シモツケソウ、マルバダケブキ、トリアシショウマ、ヤマブキショウマ、ミヤマホツツジ、カニコウモリ、エンレイソウ(実)、イタドリ(実)、オオレイジンソウ、キヌガサソウ(実)、オオヒョウタンボク(実)、センジュガンピ、タケシマラン(実)、ショウジョウバカマ(実)。握りこぶし大のカエルが歩いていました。
鏡平(2300m)辺りから:オヤマリンドウ、エゾシオガマ(多い)、クルマユリ、ミヤマリンドウ、クロトウヒレン、トリカブトの仲間、トリアシショウマ、ミヤマダイコンソウ(多い)、モミジカラマツ(多い)、オンタデ、ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、シロバナタカネグンナイフウロ、ヤマハハコ、ウサギギク(所々にポツポツ)、ネバリノギラン(多い)。
弓折岳分岐:初めてハクサンイチゲが現れ、一面ハクサンイチゲとコイワカガミとハクサンボウフウとミヤマキンポウゲ。イワカガミは連続するということですが、やっぱりコと言いたい感じの葉。
さらに進むと:シモツケソウ、ミヤマダイモンジソウ、ヨツバシオガマ(多い)、ヤマハハコ、オンタデ、ゼンテイカ(ぽつんぽつん)、ハクサンフウロ、コケモモ、アカモノ、ミヤマホツツジ(多い)、ネバリノギラン、ハクサンボウフウ(多い)、ヤマブキショウマ、ニガナの仲間、ミヤマコウゾリナ、コウメバチソウ(仮雄蕊に腺体7個)、バイケイソウ又はコバイケイソウ(葉のみ)、キバナノコマノツメ、ハクサンチドリ、ミヤマアキノキリンソウ、タカネナナカマド(実)、ミヤマリンドウ、エゾシオガマ(多い)。
花見平:一面ミヤマアキノキリンソウとヨツバシオガマとハクサンボウフウ。ハクサンフウロとミヤマリンドウがアクセントカラーになっていました。
花見平~双六小屋あたり:コイワカガミ(花・実)、チングルマ(花・実ともに多い。双六池の周りは群落)、ミヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンボウフウ、ニガナの仲間(場所により白花も)、ミヤマダイモンジソウ、コメススキ(紅葉はまだ)、ハクサンシャクナゲ、ヨツバシオガマ、クルマユリ、タカネヤハズハハコ、アオノツガザクラ、イワギキョウ(チシマギキョウは見ず)、オヤマリンドウ、テガタチドリ、ウサギギク、ハクサンフウロ、モミジカラマツ(多い)、クロユリ、イワツメクサ、ゼンテイカ(群落も)。
双六岳~三俣蓮華岳:夥しい数の赤い雄花で華やかなハイマツ。その周りにはホシガラスにかじられた球果が沢山落ちていました。ハイマツの根元にはガンコウラン、コケモモ。ハクサンボウフウ、タカネヤハズハハコ、ヨツバシオガマ、オンタデ、ヤマハハコ、ウサギギク(群落)、タカネツメクサ、イワツメクサ、アオノツガザクラ。岩場にライチョウ、雪渓にイワヒバリ。
黒部川源流辺り:エゾシオガマ(多い)、ハクサンフウロ(多い)、ミヤマアキノキリンソウ、ウサギギク、ハクサンボウフウ、オタカラコウ(多い)、アザミの仲間、バイケイソウ又はコバイケイソウ(葉のみ)、トリカブトの仲間、チングルマ(実)、ヨツバシオガマ。
日本庭園~祖父庭園辺り:ハイマツ、ガンコウラン、ミヤマアキノキリンソウ、オンタデ、チングルマ(花・実・花から実へ移行中の姿も)、イワギキョウ、イワイチョウ(少し黄葉)、ヨツバシオガマ、ハクサンボウフウ。
スイス庭園~ギリシャ庭園辺り:ヨツバシオガマ(多い)、ハクサンボウフウ(多い)、チングルマ(花・実ともに多い。少し紅葉)、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウ、ハクサンフウロ、イワギキョウ、ミヤマアキノキリンソウ、ハイマツ、イワイチョウ(多い)、ミヤマリンドウ、エゾシオガマ(多い)、バイケイソウ又はコバイケイソウ(葉のみ)、ウサギギク。
アルプス庭園~奥日本庭園辺り:ハイマツ
アラスカ庭園辺り:背の高い針葉樹、ハイマツ
下り始め~太郎平小屋辺り:ギンリョウソウ、ミヤマママコナ(多い)、ミズバショウ(葉のみ)、アザミの仲間、イワショウブ(多い)、キヌガサソウ(実)、コウメバチソウ、ニガナの仲間(白花も)、ネバリノギラン(多い)、チングルマ(実、多い)、ゼンテイカ、ミヤマリンドウ、イワイチョウ、ハクサンボウフウ、ミヤマアキノキリンソウ、イワカガミ(実)、タテヤマリンドウ(白花)。
薬師沢小屋と太郎平小屋の中間辺りで谷を挟んだ向いの急斜面をツキノワグマの子供がよじ登っていました。とても可愛かったですが、母熊が側にいたかもしれないと思うと、こちらの斜面でなくてよかったです。
太郎平小屋~折立:イワショウブ(多い)、ネバリノギラン、チングルマ(実)、キンコウカ(多いエリアあり)、ハイマツ、オオコメツツジ、ミヤマママコナ(多い)、ヤマハハコ、オオカメノキ、ゴゼンタチバナ(実のみ)、タケシマラン(実)。

写真1枚目
左上:黒部源流から溶岩の急坂を登って雲ノ平にたどり着いた辺り。チングルマの群落。
右上:遠くに雲ノ平山荘。エゾシオガマの群落など。
左下:雲ノ平山荘のテラスからの眺め。沢山の池塘が見えます。
右下:早朝のアルプス庭園(祖母岳山頂)
写真2枚目
左上:タテヤマリンドウ(白花)   右上:比較のためにミヤマリンドウ
左下:シロバナタカネグンバイフウロ 右下:テガタチドリ
写真3枚目
左上:エゾシオガマ、ヨツバシオガマ、イワイチョウ、ミヤマリンドウ  右上:エゾシオガマの花(上から見ると巴の形)
左下:ヨツバシオガマ、ハクサンボウフウ 右下:ネバリノギラン

 
 
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