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> No.1781[元記事へ]
その情報はかなり古いです
アルクビエレ・ドライヴは一度は宇宙全体の星を燃やす以上のエネルギーが必要だとされて棄却されましたが
別の研究者が理論的修正を行い現在では木星1個分~100個分の質量と同じエネルギーで実現可能とされています
それでも法外に大きなエネルギーではありますから実現可能性を疑問視する科学者は多いですが
実現を疑問視する科学者でも必要なエネルギーについては木星1個分~100個分という議論は受け入れてます
“しかし、アルクビエレ・ドライブを実現させるためには「時空のゆがみ」を故意に発生させる必要があり、
そのためには全宇宙に存在するエネルギーの100億倍にも匹敵する膨大な量の負のエネルギーを必要とすることがわかっています。
そのため、アルクビエレ・ドライブは理論的には可能でも、現実的には破綻していると考えられてきました。
しかし、ゲッティンゲン大学の理論物理学者であるエリック・レンツ氏が発表した理論によれば、
光速で移動する幅656フィート(約200メートル)の宇宙船をアルクビエレ・ドライブで移動させるために必要なエネルギーは、木星の質量に相当するエネルギーの100倍になるとのこと。
これは現代の核分裂炉が出力できる最大エネルギーの1030倍に匹敵するそうですが、それでも全宇宙に存在するエネルギーの100億倍の「10の60乗分の1」にまでエネルギーを抑えることに成功しており、
アルクビエレ・ドライブがより現実的なものとなったことを意味します。レンツ氏は、「この研究は、超光速航法の問題を、基礎物理学の理論から工学に一歩近づけました」と述べています。”
SFでおなじみの「ワープドライブ」をより現実的とする理論が発表される、はたしてどれだけのエネルギーが必要なのか?
https://gigazine.net/news/20210401-alcubierre-drive-energy/
またNASAの次世代推進研究チームを率いていた物理学者のハロルド・ホワイト博士は工学的な工夫でそれよりもはるかに小さいエネルギーで実現可能としていて研究を続けられています
“アルクビエレ・ドライブは、超巨大なリング型装置の中央にラグビーボールのような楕円形の宇宙船を配置。
宇宙船の前方の空間を収縮、後方の空間を膨張させる時空を生み出し、宇宙船は平坦な時空の泡の中にいることでワープさせるというもの。
恒星間宇宙飛行の実現を目指すエンジニアと科学者のグループ、Icarus InterstellarのRichard Obousy氏は「宇宙のすべては光速度によって制限されます。
しかし、真にクールなことは、時空と呼ばれる宇宙の骨組みは、光速度による制限を受けないということです」と語っています。
アルクビエレの概念に基づけば、宇宙船は光速の約10倍を達成することもできるはず。
これまでの研究では、このワープ航法の実現には最低でも木星の質量エネルギーに等しいだけのエネルギーが必要になるとみられていました。
ホワイトさんは最近、宇宙船を包むリングの形が水平な輪っかではなく、丸いドーナツ状なら何が起きるかを計算しました。
この場合、ワープ航法に必要なのはNASAが1977年に打ち上げたボイジャー1号ぐらいの質量エネルギーであることがわかりました。
さらに、空間歪曲の強さが時間と共に変動するなら、必要エネルギーをより減らせると、ホワイトさんは気付きました。
SPACE.comに対して「私の示した調査結果は、ワープ航法を非現実的なものからもっともらしいもの、さらに調べる価値があるものへと変えたのです」と語ったホワイトさん。
現在はジョンソン宇宙センターのラボに「ホワイト&ジュデー ワープフィールド干渉計」という卓上サイズの装置を作り、
1000万分の1という時空の揺らぎの小さな事例を生み出せるかどうかを確かめようとしているとのこと。”
ワープ航法は以前よりも現実の領域に近づいたとNASA研究者が語る
http://controller.gigazine.net/news/20120918-warp-drive/
According to NASA researchers --- Warp Drive is getting closer to reality
[Oct. 12, 2021: The Brighter Side of News]
https://www.thebrighterside.news/post/according-to-nasa-researchers-warp-drive-is-getting-closer-to-reality(英語)
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